慎ましく穏やかな将来を目標に頑張る50代の女性

借金返済の為、Wワークでなんとか頑張っています。日頃思ったこと感じたことを記録してみます。

判断の正誤

これまで生きてきて、何度か、間違っていたかなぁと思う人生の選択をしてきたことがあります。


その一つが自宅マンションの購入です。


今、私が母と弟と住んでいるマンションは、

私が購入したものです。


購入といっても長いローンが残っています。


毎月、82000円払っています。


マンションを所有したかったわけではないのですが、成り行き上、そうなりました。


今のマンションに住む前は、娘と二人で市営住宅に住んでいました。


はじめこそ、お金には苦労しましたが、

幸運なことに、知人の紹介で就職先が決まってからは、かなり収入がアップしました。


このままいけば老後は安泰だと、

おぼろげながら思ったものです。


でも私の実家は貧乏でした。


年に何回か実家に顔をみせに行きますと、

生活に困窮している様子が感じ取れます。


毎月生活費が足りなくなる為、カードを使い、給料で返済し、また借りる、その繰り返しのようでした。


実家に行くたびに重い、暗い気持ちになり、

悲しくなりました。


自分だけが安泰でいることに、後ろめたさも感じるようになりました。


そして見て見ぬふりができなくなりました。


結果、私は、当時生きていた父、母、弟、娘が住めるマンションを購入し、同居を始めました。


両親の部屋、弟の部屋、娘の部屋、私の部屋

、リビングと間取りのある家が必要で、

賃貸では高くて見つからず、

中古物件を購入してローンを組んだ方が、月々の支払金額が低く抑えられたのです。


勤め先の会社の信用もあり、私でも2000万円以上するローンが組めました。


貯金ゼロだった父が、

「少しづつだけど、貯金ができるようになってきた」と聞いた時は本当によかったと、

心から安心しました。


それから程なく父は他界しました。

同居してからまだ2年でした。


父の口座には30万円程、残高がありました。


よく頑張ったなと思いました。


それから数年後、私自身いろいろあり、

債務整理をすることになったのですが、

弁護士事務所で相談したときに、

住居を残したいかと聞かれました。


残したいです、と即答しました。


母と弟が住んでいるから処分はできない、と言いました。


小規模個人再生ではなく、自己破産手続きをすれば、住宅ローンからも開放されます。


価値のある物件であれば、手放さずに踏ん張って維持するのも有りですが、

駅から遠い、とても古いマンションです。

父もいないですし、娘も嫁ぎました。


住み始めてから、もうすぐ8年経ちます。

状況はかわりました。


・今のマンションの購入したこと


・債務整理の際、マンションは処分せずに残すという判断


正しかったか…今でも疑問です。