慎ましく穏やかな将来を目標に頑張る50代の女性

借金返済の為、Wワークでなんとか頑張っています。日頃思ったこと感じたことを記録してみます。

電話恐怖症

昼間 働いているコールセンターでは

当然ですが かかってくる電話に出たり 

こちらから電話をかけたり 

ひっきりなしに やっています。


昔の私には 考えられない仕事をしているな とあらためて思うのです。


昔の私とは 10代の後半から20代前半にかけての頃のことです。


お恥ずかしいですが 約30年前です。


高校生の時に 両親が知り合いの

借金の保証人になったことで

多額の借金を背負ってしまいました。


ドラマのように 毎日 毎日 

取り立ての怖い人が訪ねてきました。


さすがに家の中に土足で上り込み

暴れるなんてことはなかったけれど 

やっぱり怖かったのです。


何よりも 大変だったのは電話でした。


朝から夜まで鳴りっぱなし。


鳴り続ける電話にでると 

ガラの悪い喋り方で 父と母のことを尋ねられます。


私は

「父も母も居ません」

「どこに行ったかわかりません」

「何時に帰ってくるかもわかりません」

と応えます。

すると電話が切れます。


でも 数分後 またかかってきます。


何度も何度も 同じやり取りをします。、、、一日中です。


嫌がらせなのです。


電話線を外したりもしますが 

一日中外してしまうと

本当に必要な連絡のやりとりができず

不便にもなります。


今のように 個々に携帯電話を持っているわけではありません。


家にある1台の電話は

必需品でもあったのです。


我が家の暗黒の時代です。


どのくらい暗黒だったか、、、

覚えていないです。


ただ しばらくすると 

どんな手段で収束したのか、、、


突然 怖い人は来なくなり 

電話もこなくなりました。


おそらく ちゃんとした別のところから

融資を受けることができたのだと思います。


おかげで借金はあるものの

静かな日常に戻ることができました。


けれども 私には 

その後何年にもわたる

後遺症が残ってしまったのです。


それが【電話恐怖症】です。