慎ましく穏やかな将来を目標に頑張る50代の女性

借金返済の為、Wワークでなんとか頑張っています。日頃思ったこと感じたことを記録してみます。

アリの老後

先日 休日に図書館へ行ったのですが 

外へ出たところ あまりの暑さに 

やはり引き返そうかと足が止まりました。


すぐ側に公園があり 木陰にベンチがあるので 少しの間 腰を下ろし 

考えあぐねていました。


あちこちにアリがいて

1匹は私の座ったベンチに上がってきています。


私のところにきては嫌なので 

ベンチをペシペシ叩き 威嚇するつもりで追い払ったのですが 

すぐこちらに歩いてきます。


危険がわからないのでしょうか。


(あっちへいけ!)


手で払い落とせばいいのですが

アリが傷ついてしまうかもしれません。


何度か威嚇するも 遠くへ行ってくれないので 仕方なく 私が腰を上げ

やはり 図書館へ行くことにしました。


以前 本で読んだのですが 

働き盛りの若いアリほど

地中でタマゴを見張ったり

子育てをしたり

食料を管理したりしているそうです。


その一方で 地上に出て歩き回り エサを捜し 巣穴まで運ぶのは 老兵部隊のアリだそうです。


命がけの重労働です。


後世に命がつながるように 

まだまだ将来のある 

若いアリや子供達や赤ちゃんは

安心安全な場所で過ごし

危険な場所で働くのは

先の短いお年寄りというわけです。


遺伝子に組み込まれているそうです。


自然の仕組みは なんの温情もなく

シビアだなぁと思ったものです。


かなり前に読んだので うろ覚えですが。


外であちこち動き回っているアリをみると 

【あぁ シニアなんだなぁ】

【必死で働いて健気だなぁ】と思ってしまい


勢いよく払い落とすことはできないです。